以前の日記にで、新大阪でセラピールームを持つ前に医院でやらせてもらっていた初心者の頃ことを書きました。
今回はその時の、また別の思い出深いの人のことです。
私は整体とヒーリングを組み合わせた施術を医院でやっていました。
その初心者の頃のことです。
60代後半のCさん、症状は腰痛です。
Cさんは何十年も下半身不随のご主人の世話をされているのですが、とても明るい、グチなどひとつも聞いたことがなく、そのことを人に聞かれれば
「たいへんよ」
って、にっこりしながら、なんでもないように話します。
いつも看護士さんとにぎやかにおしゃべりして医院になるレーザー機器やローラーベッド等、腰痛の解消のためにしていました。
それで私が見せてもらうことになり、いろいろな腰痛の解消のためのアプローチをしたのですが、今ひとつよくならない。
はじめは、そんなすぐによくならない、とか思って施術をしていたのですが回数を重ねても、全然症状が改善されない。
さすがに私もあせってきました。
すぐにはよくならないですが、なんらかの改善かなんらかの症状がどこかにでるはずです。
それもない...。
で、話を聞いてみると、もう、この腰痛は何年も続いていて、
針やマッサージ、いろんなところにいったけど、どれもよくならない。
うん?なんでだろ???
これは、おかしい....。
腰痛の原因が下半身不随のご主人の世話だというのはわかりますが
それだけやれば、腰痛が治らないしても少しは症状が軽減されるはず。
う〜んって考え込んでしまいました。
「痛みを楽しんでいる」
っていう言葉がポンと頭に入ってきました。
そっか、それでか...。
Cさんは、長年ご主人の世話をしていますが、医院で看護士さんやいろんな施術を、反対に、人にしてもらうことでそれがCさんの唯一の息抜きになっていたのです。
この時から、施術中にチャネリングとまではいかないですが、その方に必要なメッセージや、言葉がわかるようになりました。
今もその方に必要なメッセージだと思えばお伝えしています。
この時もそうですし、今でも施術をする度に、いろんなことを気づかせてもらっている日々です。
いやいやいや、それは夢です。
ありえへん(;一_一)