小さい子どもの時に親やまわりから受けた言葉、傷ついた経験がありませんか?
そのあなたの心の奥にきざまれた体験がもとで、今のあなたの思い、行動に何かしら影響を及ぼしているということがあります。
その傷ついた内なる子どものことを、インナーチャイルドといいます。
言い方はちがいますが、アダルトチルドレンも同じように、傷ついた子どもの心のまま大人になった人のことを言います。
親からの言葉や態度で傷ついたのが一番多いかと思います。
今の自分の生きにくさ、自分の行動が親からの小さい時に受けた心の暴力が影響しているか、考えてみてください。
どんな親だったでしょうか?
何かしら干渉してくる親?
自分が正しいと思っている親?
権威的な親?
人のことを認めてくれない親?
自分のことを相手のためとすりかえる親?
昔のあったことを掘り返していう親?
大声でなじる親?
無関心な親?
いろいろな親の態度で自分が影響されています。
例えば、何かしら干渉してくる親の場合
何をしても親が干渉するので,自分の意見が言えない、ひいては自分に自信がない、人に頼ってしまう。
大声でなじる親の場合
言葉の暴力にさらされて、体を固くし、耐えています。
大人になって同じようになじられることがあると、体がかたまり、何も言えなくなってしまいます。
ひいては、大きな声を出す人、そのような人の前にいるだけで緊張してしまいます。
まず、やっていただきたいことは、今の自分の行動が子どものころの受けたどのようなことが影響しているか、それによって、自分はどんなパターン行動をしているかをみつけてください。
今度は、その受けた影響を他人のことのように、距離をおいて考えます。
私はこういう親だったから、こういうパターンになったんだとか、これが自分の自信のなさに影響しているなとか。
良い悪いとか関係なく、ただ、単に思ってください。
次は自分自身を慈しんでください。
自信喪失や、信頼感がないとか、人間関係が苦手とか、対ひとですが、まず、自分です。
過去は過去のことです、変えられません。
でも過去の思いを変えることはできます。
過去のやり方、過去のパターンを今もやることはないのです。
もう過去のパターンは必要ありません。
変われます、自分には変わる力があると信じてください。
知っていただきたいことは、親も同じように、その親から影響を受けているのです。
連鎖です。
それはわかってはいるけど、でも...
ってよく聞きます。
難しいことですが、それを許すことができたらいいですね。
(許すことができなくても、その思いを受け入れられるといいですね)
しっつれいな(ーー゛)
もう大人なので、機会があれば笑いながらでも、親に言ってみてください。
私はこういうところが傷ついていたんだよ、って。
親の立場から、その時はこういうふうな思いでそうしたとか、自立してほしいので厳しく言ったとか、失敗して失望してほしくないので、やる前から失敗の可能性を言ったとか、親の目線で言っていることがあります。
理由がわかると納得できることもあります。