大阪の北浜でヒプノセラピー(催眠療法)、クラニオセイクラルセラピー、エネルギー療法をしているアンセラです。(サイトはこちら→Ancella
今回は私の父のことを
私の89才の父は認知症です。
会話のはじめに言ったことや、昨日のことなど、覚えていません。
今年に母が亡くなったのを理解したくれたのが、半年後でした。
物事にもあまり興味をしめしてくれなく、話を聞いているだけです。
話すことをやってもらいたいので、昔のことなどを聞いています。
父は貿易関係の仕事をやっていました。
なので、海外へはよく行ってました。
今はもうだめですが、英語も日常会話ぐらいなら、話せていました。
「海外へ行ったけど、どこが一番よかった?」
って聞いたら、
ゆっくりと、
「そやな、フランスがよかった」と。
その時、ぽつりと
「お母さん(私の母)を連れていってあげたかったな…」
と。
そやね。
(今までそんなこと言ったことなかったのに)
また、父に聞いてみました。
「お父さん、今まで人生でいろんなことあったと思うけど、振り返ってみて、一番良かったことって何?」
「お母さんと一回もけんかしなかったこと」
自分の成功体験とか、楽しかったこととかではなく、母のことでした。
私の知らなかった父の一面と、夫婦の歴史なんだなと思いました。
そうなのです。
普段はそう思わないのですが、写真で見ると、似てきたなと思いました。
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セラピストの立場の見解で、母は自己犠牲だったと思います。
きっと父に言いたいことがあったはずなのに、言えなかった。
そのままで終わってしまったのではないかなと。
もしくは、自己犠牲をしようと今世決めてきたのか。
どちらにしても、父の言葉で母の思いは報われたかなと。
「お母さん、よかったね!」