あべのハルカスで開催されている北斎展へ行ってきました。
北斎は教科書や、その他の本等の印刷物でしか見たことがなく、あまり興味がなかったのです。
ですが、10年前にイギリスへ行った時に、大英博物館で初めて北斎の原画を見て、こんなきれいだったんだと、感激したのです。
で、先月に、イギリスへ行った時に、あの感激をもう一度と、北斎を見に行ったら、展示されていなく、聞くと貸出中とのこと。
なんだ....、がっかりと思っていたのです。
ところが、貸し出している先は日本で、しかも大阪で半月後ぐらいに開催されると知りました。
あれぇ。
開催されるのを待って、意気揚々と行きました。
予想通り、すごい人でした。
行こうと思った日が土曜日で、きっと混んでいるだろうなと、なので、閉館1時間前に行きました。
閉館前なのに、チケット買うのも並び、いざ、入っても人が多く、なかなか作品が見れない。
次の作品見たいのに、進まない。ノロノロです。
作品は北斎の年代別に展示されてありました。
入っていきなり、作品の前に立つと、体がぞわぞわ、ゾクゾクと。
すごい....!
作品からくるエネルギーです。
いやぁ、こんなに物から感じたのは久しぶりです。
どの作品も、すごいエネルギーです。
また、絵がきれい。
とても、緻密に描かれています。
どんな筆で描いていたんだろうなと思うぐらい、細かいです。
布や顔にかかる光と陰の色の具合、人物画なら顔の表情、背景のグラデーション。
動物や人など、今から動き出すのではないかと思うぐらいの、リアルな表情。
本当に、素晴らしかったです。
北斎の娘の作品も展示されていたのですが、手法は同じでも、やはり、感じが違いました。
どこが違うと聞かれても答えにくいのですが。
北斎の絵の方が、とても繊細で女性っぽい独特の感じがありました。
世界中の美術館や、個人所蔵の北斎の絵が展示されていて、作品も多く、とても見応えのある北斎展でした。
もっとゆっくり見たかったなと思いました。
んな...。
こう見えても、絵を見るのは好きです。
絵心はないですけれども。
展示されている絵のほとんどが大英博物館でした。なんで、日本の北斎の絵が大英博物館に多いんだろ??