大阪北浜でヒプノセラピー(催眠療法)、クラニオセイクラルセラピー、エネルギー療法をしているアンセラです。(サイトはこちら→Ancella)
立て続けに、同じ課題を持つクライアントさんが来られ、そのことについて書いていきたいと思います。
その方達の課題は、できない自分とか、うまくいかない自分とか、弱い自分とかを否定して、それをなくそうとか、なんとかしようと思っておられました。
結論から先に言うと、なんとかしようと消すことはできないし、反対にその自分が大切な役を担ってくれているということです。
どういうことかというと、人はいろんな要素で構成されています。
例えば、好奇心旺盛な部分、慎重な部分、自信のない部分、真面目な部分、楽しい部分等々
それらが全部自分です。
その自分の要素をサブパーソナリティと呼びます。
例えば、新しいことに興味を持った時は、好奇心旺盛な自分が前面にでて、苦手なことをやる時は自信がない自分が前面にでて、と、切り替わります。
なので、できない自分とか、うまくいかない自分とか、弱い自分も自分の一部なのです。
で、だいたいの場合、自分が否定したい自分は、すごく大切な役目をしてくれてます。
ブレーキの役目とか、ストレスを感じているよのお知らせとか、ストレスを全面に引き受けてくれているとか。
それは、本当に人それぞれです。
それをみつけて体感していただくために、セッションでは空椅子を使ってやっていきます。
空いている椅子を持ってきて、そこに否定している自分が座っているとします。
で、その椅子に実際座っていただきます。
そうすると、否定している自分の体の感覚を感じられます。
例えば、自信がない自分ならば、肩が落ちて背中が丸くなっている状態とか、力がない体の状態とかを体感します。
その状態から、言いたいことを言ってもらいます。
しんどいとかわかってほしいとか、やめてとか、いろいろです。
で、その否定している部分の自分の言い分を聴いて、今度は今の自分の椅子に戻って、否定している自分の言い分を聴いて、どう思ったかを聴いていきます。
で、また否定している部分の椅子に戻ってと、今のあなたがこう言ってるけど、どうですか?
と、椅子を行ったり来たりしながら、対話を進めていきます。
そこで、お互いの言い分や真意の気持ちがわかります。
あー、否定していたけど、自分のこの部分を担ってくれていたんだなとか、自分を防御してくれていたんだなとか、頑張ってくれていたんだなとか、理解できます。
それが理解できると、反対に愛おしくなってきたりします。
私の負の部分を背負ってくれててんね、ごめんね、ありがとうとか。
ここまでなれなくても、自分のこの部分の役割をやってくれてたんだなと、納得できます。
そうなれると、自分の否定した部分を認めたということになります。
認めることで、自己肯定感がでてきたり、高まります。
認めることで、気持ちがとても楽になります。
ご自分が否定している部分が、何かしらあると思います。
それを認めてください。
ご自身で否定している自分はどんな自分ですか?
その自分はどんな役目をしてくれていると思いますか?
なんで、私のことでてくるのよo(`ω´ )o
ここに書いてないですが、実際は俯瞰した状態で見るとか、もっといろんな局面からやります。
自分の中で矛盾している自分を感じ時に、自分自身でもこの空椅子でやります。