大阪北浜でヒプノセラピー(催眠療法)、クラニオセイクラルセラピー、エネルギー療法をしているアンセラです。(サイトはこちら→Ancella)
クライアントさんのご紹介で、70代半ばの男性が来られました。
昨年に交通事故にあって、それから足や、腰の調子が悪いとのこと。
で、そこから、お話を詳しく聞かせていただいて、ご自身の今のお身体の状態や、ここまでの対外的な経緯やお気持ちを話されました。
まず、どこに行ってもよくならない。
保険会社の人から最終的な賠償金額を示されているが、その金額では同意できない。
そんな金額では受け付けないと、腹が立って怒ってん、とも。
そんなこんなで、奥さまとの関係もあまりよくない。
その方、建築関係のお仕事の経営者さんで、今も現役で現場にも行ってらっしゃるそうです。
事故にあってから、現場で上にも行けなくて、部下に下から口で指示を与えるしかできない。
なので、自分が役に立たない人間だと思えて情けない、と。
はい、お気持ちがでました。
ご自分がこんなことを言うなんて、とびっくりされてましたが。
そこから、話を聞きながら、自分がこれまでにやってきたことの再確認。
部下を一から育ててこられて、今は立派に活躍されていること。
保険額に関しては、自分の怪我の状態を客観的な視点で見てもらい、私が契約している死亡保険の額をお伝えしました。
その額が、保険会社さんから提示されている額とそんなに変わらないことで納得されました。
なので、保険会社さんに同意すると言われました。
最終的に私から、人生のお身体の変わり目で、前と同じようにはならないということを受け入れていくことが大事なのでは。
お仕事も、今までとやり方を変えて、今の状態で出来得る形でやっていかれることを探してみてはいかがですか、と、なりました。
納得されて、それ、わかっているねん。
なので、今まで家で、これ取ってきてあれ取ってきてと言うてたけど、自分で行くようにしてるねん。
(そら、奥さまキレますわ)^^
保険会社の方からしたら、この方はクレーマーに近い方だったかと思います。
そのクレームの奥には、自分は事故で怪我で役に立たなくなった情けない気持ちがあったのです。
クレームの奥には、自分のことを理解してほしいという気持ちが、あります。
そこを理解してもらえたら、納得されるのかなとは思います。
保険会社さんはそれが仕事ではないので、仕方ないかと思いますが。
それと同時に、経営者の方も、自分の気持ちを安心して言える人を見つけていただけると気が楽になるのになと思います。
コーチやセラピストやカウンセラーなど、気持ちを聞いてもらえる人の力を借りてください。
それが、また、経営力にもなります。
私自身も気づかせてもらえたセッションでした。
いや、だから....。
私の死亡保険額の低さにびっくりされてました。
死亡保険でその額やったら、怪我ならええほうやなと。